「イラストでよくわかる 写真家65人のレンズテクニック」を読んでみました。

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3月2日まで無料で読める

3月2日まで無料で公開されているということなので、早速読んでみました。
レンズ毎に実践的なテクニックが書かれており、とても勉強になりました。

個人的に参考になった部分

特に個人的に勉強になったのが、広角レンズの使い方についてです。
広角レンズを使いこなすのって難しいんですよね。

広角レンズの特徴としては、「パースペクティブ効果」と「デフォルメ効果」というのがあるのですが、これを有効に活用するのがポイントになります(わかっていてもなかなかうまくいかないのですが)。

>パースペクティブ効果
「広角レンズ」は、肉眼で見たときに比べて、被写体が遠くに写るため、遠近感(パースペクティブ)が強調される。
上図(「焦点距離別の被写界深度の比較」)では、広角レンズは「パースペクティブ効果」により、対岸が遠くにあるように感じる。

>デフォルメ効果
被写体との距離が近いとパースペクティブ効果の影響で、肉眼で見たときに比べて、近くにある被写体はより大きく、遠くにある被写体はより小さく写る。このデフォルメ効果により、被写体との距離が近いと人物撮影の場合は、肉眼に比べて、鼻が大きく目が離れて写る。
[引用:wikipedia]

この性質をうまく利用するのが広角を使いこなすコツになります。

そんな広角レンズの有効な活用方法について「イラストでよくわかる 写真家65人のレンズテクニック」で、わかりやすく説明してあったので、少し紹介したいと思います。

1.広角レンズは狭い空間で使う

画角が広いからと風景を広く撮ろうとするとかえってわかりにくくなる。むしろ、狭い空間で使うと、その狭い空間に広がりを与えられる。[引用 イラストでよくわかる 写真家65人のレンズテクニック p.26]

確かに広角レンズを使用するときは広い場所を撮影しがちでした。
せっかく広角レンズを装着しているから、広い場所で風景写真をついつい撮りたくなってしまうのですが、後から見てみるとつまらない写真が多いんですよね。 狭い場所で撮影するときは、僕の場合はマクロレンズをよく持っていくのですが、これからは広角での撮影もチャレンジしたいですね。

2.被写体を斜めに撮る

被写体に正対して撮ると、遠近感は感じられないが、斜めにして撮ると強い遠近感が生まれる。[引用 イラストでよくわかる 写真家65人のレンズテクニック p.26]

確かに斜めにしたほうがパースがついて、遠近感が出てきますよね。何も考えずに撮影していると、ついつい正対で撮ることが多くなってしまいがちなので、注意したいですね。

3.ローポジションで撮影してみる

目の高さで撮るか、低い位置から撮るかで被写体の見え方が大きく変化する。望遠レンズは高さを変えても画面に影響は出にくいが、手前から奥までをカバーできる広角レンズは低い位置から撮る方が画角が広いという特徴が出やすい。[引用 イラストでよくわかる 写真家65人のレンズテクニック p.27]

これは広角レンズでなくても言えることだと思うのですが、あえて低い位置から撮影したり、高い位置から撮影すると面白いですよね。広角レンズの特性を生かすためにも、アイレベルを避けてみるというのもいいですね。

4.デフォルメ効果を意識する

被写体に寄れば寄るほどパースがつくが、10mm台の焦点距離ならさらに強く誇張され、形が歪んでくる。これがデフォルメ効果だ。[引用 イラストでよくわかる 写真家65人のレンズテクニック p.27]

広角レンズの特徴である遠近感を生かすためにも被写体に近づくのがやっぱりいいんですね。
広角レンズは近づくといい写真が撮れるとはよく聞くのですが、なかなか実践できてなかったですね。

参考

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